60年生きて気付いた、『また会おう』が最後の約束になった友 #名言 #名言集 #心に響く言葉
久しぶりに、
昔の友人へ電話をしました。
「久しぶり。元気か?」
電話の向こうから聞こえたのは、
昔と変わらない笑い声。
何年も会っていなかったのに、
話し始めれば、
すぐにあの頃へ戻れました。
若かった頃の失敗。
一緒に行った旅行。
朝まで飲んだ夜。
くだらないことで、
腹を抱えて笑った日々。
気づけば、
ずいぶん長い電話になっていました。
そして電話を切る前、
友人が言いました。
「今度は電話じゃなくて、
久しぶりに会おうな」
私は笑って答えました。
「そうだな。また会おう」
次は一緒に、
ゆっくり酒でも飲もう。
昔みたいに、
くだらない話をしよう。
そう約束しました。
だから私は、
急がなかったのです。
来月でもいい。
暖かくなってからでもいい。
またいつでも会える。
そう思っていました。
でも――
その約束を果たす日は、
来ませんでした。
ある日、
友人が亡くなったという知らせが届きました。
最初は、
信じられませんでした。
何度も知らせを読み返しました。
そして頭の中で、
最後の言葉だけが繰り返されました。
「また会おう」
あれが、
最後の約束になるなんて。
もっと早く、
会いに行けばよかった。
忙しいなんて言わずに、
時間を作ればよかった。
もう一度、
顔を見て笑いたかった。
そして、
直接伝えたかった。
「長い間、
友達でいてくれてありがとう」
歳を重ねると分かります。
若い頃は、
「また今度」が
いくらでもあると思っていました。
でも人生には、
約束した次の日が、
必ず来るとは限りません。
会いたい人がいるなら、
会えるうちに会ってください。
声を聞きたい人がいるなら、
今日電話してください。
そして、
大切な人には言えるうちに、
「ありがとう」
を伝えてください。
心に会いたい友人が浮かんだ方は、
コメントに残してください。
今でも時々、
あの友人の声を思い出します。
そして心の中で、
あの日果たせなかった約束の続きを言います。
「また会おうな。
そして、友達でいてくれてありがとう」
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